国立感染症研究所(感染研)が、新型コロナの主な感染経路として、「エアロゾル感染」(空気感染)があると明記したことが波紋を呼んでいる。これまで感染研は「飛沫感染」と「接触感染」を主な感染経路として説明し、飲食店などでもその認識に基づいた対策を行ってきた。しかし、アメリカなどでは昨年から「空気感染」を主な感染経路として認め、換気などの対策に重点を移してきている。コロナ対策は今後どう変わるのか。 【画像】日本のコロナ対策にも影響? ホワイトハウスHPに掲載された論考はこちら * * * 3月28日、国立感染症研究所のホームページに「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染経路について」と題した記事が公表された。そこにあったのは、次の説明だ。 <(感染の)経路は主に3つあり、(1)空中に浮遊するウイルスを含むエアロゾルを吸い込むこと(エアロゾル感染)、(2)ウイルスを含む飛沫が口、鼻、