ケニア南部のアンボセリ国立公園(Amboseli National Park)のゾウたち(2012年12月30日撮影)。(c)AFP/Tony KARUMBA 【11月29日 AFP】ゾウ、サイ、ラクダなどの大型の草食性哺乳類の一部は、食事だけでなく排便も集団で行っている。これまで研究者らは、集団での排便には重要な機能がいくつかあると推測してきた。1つは、新たな寄生虫の発生を防ぐための衛生面の機能であり、もう1つは、獲物を求めてさまよっている捕食動物を大勢で監視するための安全面の機能だ。 だが、英科学誌ネイチャー(Nature)系サイト「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表された論文が提示している新しい証拠は、この「共同便所」が非常に古い歴史を持っており、これらの哺乳類が登場する以前から存在していたことを示唆している。 アルゼンチンの国家科学技術研
