千葉市中央図書館(中央区弁天)で今月、館内を夜間に開放するイベント「ナイトライブラリー」が開催された。同様のイベントは県内の図書館では初の試みといい、普段とは違う雰囲気の中で参加者は読書にいそしんでいた。 ◇ イベントを主催したのは、同館管理課の職員で構成される「夜更かし同人会」事務局。同局によると、千葉市内には現在分館などを含め図書館が14館あるが、平成22年度から年間10万人ペースで合計の利用者数が減少し、25年度は約268万6千人となっている。利用率は20歳前後が最も少なくなっており、大学生などの活字離れが深刻化している。 そこで、「読書の楽しさを思いだし、人生の指針になるような本に出合ってほしい」と考え、学校などで昼間忙しい大学生が参加できる夜間に図書館を開放することが決まった。 開催されたのは6日の土曜日で、応募してきた市内の大学生らを対象として、午後6時にイベントが始まった。普