2015年秋に発覚した「野球賭博事件」では、読売巨人軍の複数の選手の関与が明るみに出た。その中には、カムバックを果たした選手がいれば、球界を永久追放された者もいる。が、一方で指揮官である原辰徳監督は1回100万円単位の「賭けゴルフ」に興じていたのだ。 *** 「私が知っていた飲食チェーンの社長が原監督とも懇意にしていて、その縁でプレーするようになりました」 と、原監督との賭けゴルフについて証言するのは、十数年前から一緒にラウンドしてきた50代の男性である。 当時、原監督は2度目の監督を務めており、秋季キャンプ終了から1月末まで多い時は1年に2~3回ほど一緒にプレーしていたという。ルールは俗に「5・10・2(ゴットーニ)」と呼ばれるもので、