セブン&アイ・ホールディングスが、業績不振が続く傘下の百貨店そごう・西武を、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却する方向で最終調整していることが9日、分かった。売却額は2000億円を超える見通し。セブン&アイは、経営不振のそごう・西武の売却にめどをつけ、中核の日米のコンビニエンスストア事業に経営資源を集中する。 関係者によると、フォートレスは、家電量販店ヨドバシカメラを展開するヨドバシホールディングスと連携し、ヨドバシをそごう・西武が運営する西武池袋本店(東京都豊島区)やそごう千葉店(千葉市)など主要店舗のテナントとして入居させることを提案しているという。既存テナントとの入れ替えなどの調整が必要となる可能性がある。 そごう・西武の売却を巡ってセブン&アイは、今年2月に1次入札を実施。その後の2次入札ではフォートレスを含めた3陣営が応札し、フォートレスが優先交渉権を
