4月26日に街開きしたグランフロント大阪(大阪市北区)の来場者数が、6日までの11日間で367万人に達した。阪急電鉄など開発事業者12社が発表した。グランフロント側は「関西以外からの来場もあり、順調な滑り出し」と評価するが、来場者数の割に商業施設の売上高は伸び悩み気味との見方も出ている。 商業施設の売上高は、内覧会を含む街開き前後の5日間で12億5千万円。来場者1人当たりにすると800円台にとどまった。混雑しすぎて買い物がしにくいことや、様子見の客が多いためとみられる。 グランフロントの初年度目標は来場者が2500万人、売上高400億円。来場者数は突破しそうなペースだが、売上高は「300億円台にとどまるのでは」(商業関係者)という声もあがる。今後、来場を買い物につなげられるかが課題になりそうだ。 関連記事グランフロント大阪、3日間で100万人来場(4/29)夕闇に浮かぶグランフロント