自動車の運転に影響する持病を申告せずに免許を取得した人による事故が相次いだことを受け、警察庁は31日、免許制度の見直しを検討する有識者会議を設置すると発表した。道路交通法の改正も視野に、正確な申告をうながす仕組みの在り方を議論する。 会議は、中央大学法科大学院の藤原静雄教授を座長に被害者支援団体理事や医師ら8人で構成。1回目の会議は6月5日に開かれ、9月にも提言をまとめる。法改正が必要になった場合は、早ければ来年の通常国会に改正案を提出する。 運転に影響する病気としては、てんかんやそううつ病、無自覚性の低血糖症などがある。こうした持病のある人でも、一定の期間発作がないなどの条件を満たせば、免許が取得・更新できるよう2002年に法改正された。取得や更新の際には症状を申告することが求められているが、申告しなくても罰則はない。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です
携帯電話の基本使用料の割引を受けられる「2年契約」が自動更新され、途中解約には解約金が必要になるとの事前の説明が不十分だったとして、高松市の男性会社員(37)が、NTTドコモに解約金9975円の返還を求めた訴訟の判決で、高松地裁の藤岡淳裁判官は30日、原告の請求を棄却した。 パンフレットなどの記載や契約時の説明が、消費者契約法などに違反するかが争点だった。 訴状などによると、男性は2007年9月、2年契約をNTTドコモと結んだ。契約は1回更新され、11年5月に途中解約する時に解約金を支払ったが、解約の申し出がなければ契約が自動更新され、契約満了の翌月に解約しない限り、解約金が必要になるという仕組みについて満足な説明を受けず、パンフレットなどの記載も不十分だった、としている。
行政機関への書類提出に携わる行政書士の不祥事が各地で相次いでいる。警視庁は29日、韓国籍の男に在留資格を不正に取得させた疑いで、東京都新宿区の行政書士の男(63)を逮捕した。外国人の不法滞在にからむ事件で行政書士が逮捕される例は、東京だけで今年4人目。同様の事件は昨年以降、少なくとも大阪府や福岡県でも1件ずつ摘発され、捜査当局は行政書士会との連携強化に乗り出している。 この日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕されたのは、新宿区内で個人事務所を開く行政書士の小川龍三容疑者。2010年12月、東京法務局新宿出張所で、韓国籍の宋英鎬容疑者(49)=同容疑で逮捕=らの依頼を受け、宋容疑者を社長とするペーパーカンパニーの登記をした疑いが持たれている。これにより、宋容疑者は経営者としての在留資格を得たという。 小川容疑者らは、宋容疑者の銀行口座に一時的に500万円を入金して通帳のコピ
京都市の世界遺産・仁和寺(にんなじ)境内で、花見時期に約1か月間、営業していた茶店の経営者ら3人が、昨年から営業を認められなくなったのは不当として、同寺に営業権の確認と約240万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、京都地裁であった。 松本清隆裁判官(冨田一彦裁判官代読)は営業権の確認請求は棄却したが、慰謝料計120万円を支払うように命じた。 判決などによると、茶店は約250年前からあったとされる。経営者らは「御室桜」の管理を担い、花見客向けに寺側に代金を払って桟敷などを設け、昭和時代の中頃からすき焼きを出していた。 判決は営業権について、同寺側が今後も境内の使用を認める義務はないとした。 また、同寺側が営業を認めない理由として「境内で肉を食べるのは宗教上、好ましくない」と主張した点について、判決は「僧侶の紹介した客も多く、宗教上の問題ではない。本来とは違う理由で営業を不許可としたのは、
佐賀県武雄市が公立図書館の運営をカルチュア・コンビニエンス・クラブに委託しようとしている動きについて、日本図書館協会が見解を発表した。 5月上旬、佐賀県武雄(たけお)市が公立図書館の運営をTSUTAYAなどを手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に委託、来年4月にオープンさせると発表したことは記憶に新しい。 雑誌や文具の販売コーナーを設け、従来の図書利用カードの代わりにTカードで貸し出しを受けられ、さらにTポイントも貯まるなど、「重要な手段として展開する付属事業」によって市民価値の高い施設を作っていこうとする志の高い取り組みといえるこの動き。しかしその一方で、貸し出し履歴など図書館利用の情報が本来の目的以外に利用されることにつながらないかといった個人情報保護の観点からの懸念など、公共サービスである公立図書館のあり方として問題はないのかといった指摘も少なくない。 現在武雄市では
米Twitterは5月29日(現地時間)、Twitter.comをアップデートし、読み込みにかかる時間を従来の5分の1に短縮したと発表した。今週中に新生Twitter.comに切り替わる見込み。 まず、ページ上のパーマリンク(永続的なリンク)に含まれているハッシュバング(#!)を排除した。ハッシュバングはAjaxを利用するための仕組みだが、JavaScriptがパスを解釈する分、読み込みに時間がかかる。これを排除することで、パーマリンクの読み込みを速くしたという。 また、外部のWebサイト上でツイートのリンクをクリックしてからTwitter.comでそのツイートを表示するまでの時間を短縮するために、まずサーバでページのコンテンツをレンダリングしてからJavaScriptをロードするようにした。 さらに、JavaScriptのロード時間も短縮するために、コードを書き換えた。 Twitterは
消費者金融から借金し、法定利息を超える金額を返済してしまった「過払い金」の返還請求などを巡り、日本司法書士会連合会(日司連)と日本弁護士連合会(日弁連)が業務範囲で対立する異常事態になっている。弁護士のいない地方の在住者にも法律専門家の保護の手を行き渡らせる司法制度改革の一環として、03年に司法書士に簡易裁判所での訴訟代理権が認められたが、司法書士の職域の線引きが不明確であることが対立の原因だ。国は「静観」を決め込むが、司法制度改革の本来の趣旨に立ち戻り、市民が新たな混乱に巻き込まれる事態を一刻も早く是正すべきだ。 和歌山県の元夫婦が10年、債務整理を依頼した司法書士に対し、計400万円の損害賠償を求める訴訟を和歌山地裁に起こした。司法書士法改正で代理が認められるようになった範囲は「訴額140万円」まで。元夫婦は依頼した司法書士がそれを超えて受任したと主張した。 元夫婦は、家族分を含め約3
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く