米財務省が、中国と韓国の為替政策の暗部を暴露した。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)にいまさら色気を見せる韓国だが、TPP参加国は為替介入のデータを定期的に公表すると決定。米財務省の報告書で「世界最大の不透明な通貨政策の国」と罵倒された韓国にとっては“排除通告”にも等しい。中国も相変わらず人民元を大量に買い支えており、国際通貨としての資格があるのか、疑問符が付いている。 米財務省は5日、TPPに参加する12カ国が、輸出増を目的にした自国通貨の相場切り下げをしないことで合意したと発表した。12カ国は約束を各国が守っているか点検するため、各国の政府高官や国際通貨基金(IMF)の担当者が参加する定期協議会を少なくとも年に1度開催。さらに、為替介入や外貨準備高に関するデータも定期的に公表するという。 この決定にあわてたのが、TPPに参加していない韓国だった。日本や米国などがTPPで大筋合意し、世