大阪市の橋下徹市長(日本維新の会共同代表)が突然辞任を表明、税金6億円をかけて「出直し市長選」(3月9日告示、23日投票)を行います。「大阪都」構想の府市での協議が行き詰まり、追い詰められた末の暴挙です。市民からは批判の嵐。橋下氏がそこまでして押し付けようとする「都」構想とは、いったい何なのでしょうか。 (藤原直) 「大阪都」構想とは、政令市である大阪市を廃止し、東京都心部のような特別区に分割、そのなかで市の重要な権限と財源を「大阪都」(府)に吸い上げ、「一人の指揮官」がやりたい放題にできる仕組みをつくる構想です。橋下氏は「都」と称していますが、仮に市が廃止されても現在の法律では「府」の名称は変わりません。来年4月の実現を目指しています。 「二重行政解消で4000億」ウソ 維新はかつて「都」構想で“府と市の二重行政をなくして毎年4000億円を生み出す”と宣伝していましたが、制度設計案(修正
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