政府は16日、官房長官直属の「震災ボランティア連携室」を設置した。東日本大震災の被災者を支援する特定非営利活動法人(NPO)などとの連携の窓口とする。室長には湯浅誠・内閣府参与が就任した。 辻元清美首相補佐官(災害ボランティア活動担当)と湯浅室長は同日、NPO団体が国会内で主催した「震災ボランティア・NPOと政府の連携を考える会」に出席。辻元氏は「広範囲に及ぶ震災で、洪水や原発事故など非常に複雑な性質だ。政府の窓口を一本化して、みなさんがお互いに情報交換できるようにしたい」と述べ、湯浅氏は「避難所の生活の質が上がっていくようなサポートをみなさんとできればと思う」と訴えた。【大場伸也】