今季限りでの現役引退を表明している阪神の金本知憲外野手(44)が16日、東京ドームで行われた巨人戦で右翼席へ5号2ランを放った。 【写真】金本、男泣き…母に話がおよび思わず絶句、頬に涙が伝う これで通算475号本塁打となり、並んでいた田淵幸一氏を抜いて歴代単独10位に浮上した。 金本はこの日5番・左翼で先発出場。場面は四回1死一塁で迎えた第2打席だった。カウント1ストライクからの2球目、真ん中低めのフォークをうまくすくい上げると、打球は勢いよく右翼席に飛び込んだ。 悠然とダイヤモンドを一周する鉄人に、阪神ファンだけでなく巨人ファンも大きな拍手を送っていた。 金本は「(引退)会見でも言ったように何とか田淵さんの記録を抜きたいと思っていましたが、本当に打てて良かったです」とコメントした。