例えば、ヒラリー・クリントン米国務長官が8日、米シンクタンクの外交問題評議会で行った講演について報じた読売新聞の記事だ。米国のメディアが、同盟の修復と「米国の新たな歴史的瞬間」に重点を置いて報道したのに対し、読売新聞は、「米のアジア同盟国格付け・・・日本は韓国より下」と警告するような見出しで報じている。 「われわれが就任したとき、アジア太平洋地域には米国は不在という認識があった。そこで当初からわれわれは同盟の一員であることを明言してきた。米国は韓国、日本、オーストラリアといった緊密な同盟国との結束を再確認し、中国、インドとの関係を深めた」。クリントン長官は講演でこう述べた。 これについて、読売新聞は、長官が「これまで定型的に使っていた『日本、韓国、オーストラリア』という順番を変更した」と指摘した。さらに順番の変更は「米軍普天間飛行場の移設などを巡り信頼関係が揺らぐ日本を降格させた形で、米国