東京・杉並区、待機児対策800人 受け入れ枠増へ 【斎藤智子】認可保育園に入れない子の母親たちが異議申し立てをした杉並区で、田中良区長は5日の区議会に、認可保育園を、2013年度中に開園することが決まっている4園に加え、14年春に新たに3園を開く緊急対策を示す。空き会議室や空き店舗を転用する認可外の保育施設の新設や増築も手がけ、今後1年余りの間に受け入れ可能人数を800人以上増やすという。 子どもの将来人口予想を上方修正し、区議会に提案する「待機児童対策緊急推進プラン」によると、まず認可園が出す今月の二次内定の人数を増やす。区は2月22日に二次の受け入れを40人から100人に増やす方針を明らかにしたが、それを約150人に広げる。 そのために区内の既存の認可園61園すべてに協力を求め、使っていない園内のスペースをあてる。区保育課では「詰め込みではなく、認可園の保育士や施設の基準の範囲内で、弾