山形治江Harue Yamagata 1959年生まれ。ギリシャ悲劇研究家、翻訳家。日本大学教授(研究所)。津田塾大学英文科卒業。早稲田大学大学院博士課程満期修了。イギリス・カンタベリ-大学演劇科にてDiploma取得(Drama)。1987〜90年、ギリシャ政府給費留学生としてアテネ大学大学院に留学。著書に『ギリシャ悲劇 古代と現代のはざまで』『古代ギリシャ悲劇観劇ガイドブック』など。『エレクトラ』の翻訳により第11回湯浅芳子賞(翻訳・脚色部門)受賞。 2500年前にアテネで成立した世界最古の演劇であるギリシャ悲劇が、21世紀のいま、蜷川幸雄の演出により日本で毎年のように公演が行われている。これまでに上演されたのは『オイディプス王』『エレクトラ』『メディア』『オレステス』。そのすべての翻訳台本を手がけたのが、ギリシャ悲劇研究家の山形治江である。現代ギリシャ語からの訳し下ろしで日本の若い観