同じメニューでも、せかせかと口を動かして食べたときより、ゆっくり味わって食べたときのほうが美味しく感じられるものです。 せっかく美味しいご飯を食べているのに、味わう間も無く、次を口に入れるのはなんだかとてももったいないですよね。 食べ物の話なら自然とそう思えても、私たちは、心の栄養になる「ポジティブな感情」に対して、そういう扱いをしていることが多いような気がします。 ポジティブな感情は、心に落ち着きをもたらし、視野を広げ、他者への思いやりの源となり、明るい展望を描き、それに向かって行動する活力を与えてくれます。 しかし、ポジティブな感情をもたらす事柄と、ネガティブな感情をもたらす事柄が同時にあると、私たちの本能は危険に備えようとするため、ネガティブな感情をもたらす事柄のほうに注意が惹きつけられてしまいます。 大好きな恋人と一緒にいても、些細なことがきっかけで、その人と別れることになるのでは