●興味深い『中央公論』特集『「国家の品質」が危うい』 月刊誌『中央公論』でお馴染みの出版社・株式会社中央公論新社でありますが、1886年(明治19年)に創業(1926年法人化)した株式会社中央公論社が経営危機になり、1999年に読売新聞社(現読売新聞グループ本社)の全額出資によって設立し、中央公論社の営業を譲り受けております。 まあ早い話、現在の中央公論新社はスポーツ報知と同列の読売グループメディアなわけです。 中央公論社時代に比べると「論調が読売新聞社と同じく政府寄りに変わっている」として「現在の『中央公論』は『This is 読売』(廃刊)が事実上改題したものだ」との批判もあるようですが、まあそれでも月刊誌『中央公論』は比較的良質の論が多く私も時々手にしております。 で、今月号の『中央公論』ですが、たまたま本屋でパラパラめくっていたら、民主党の前原誠司氏が〈テロ特措法をめぐる波瀾含みの