火星探査機マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter、MRO)のイラスト(作成日不明、2003年7月9日提供)。(c)AFP/NASA 【1月21日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は20日、火星を周回している探査機マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter、MRO)の観測で、火星のクレーターの底に地下水がたまってできたとみられる古代の湖の痕跡が見つかったと発表した。火星にかつて生命が存在していたとする説をさらに支持する証拠になるという。英科学誌「ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)」電子版に論文が発表された。 MRO搭載のスペクトロメーターの観測データから、通常は水が存在する場所に形成される炭酸塩鉱物と粘土鉱物の痕跡が深さ2.2キロメートルのマクローリン・クレーター(Mc
