■財務、藤井氏 外務、岡田氏 国家戦略、菅氏 年金、長妻氏 民主党内閣の閣僚人事の骨格が5日固まった。首相就任予定の鳩山由紀夫代表は同日午後、新幹事長に決まった小沢一郎代表代行と会談し、新設する国家戦略局の担当相に菅直人代表代行、外相に岡田克也幹事長をそれぞれ充てる方針を伝えた。菅氏は副総理と党政調会長を兼務する。このほか、会談では、輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長の留任が内定。7日の党幹部会で確認する。また、鳩山氏は財務相に藤井裕久最高顧問を起用する意向を決めたほか、これまでの調整で、長妻昭政調会長代理の年金担当相就任が有力となった。 藤井氏の財務相起用は、民主党が「子ども手当」などの財源確保のため、今秋の臨時国会に21年度補正予算を一部減額する第2次補正予算案を提出する方針だからだ。審議で行き詰まれば政権運営がつまずく可能性があるため、旧大蔵省出身で蔵相経験者の藤井氏が適任と