パート・ド・ヴェールの器(ニュージーランドのガラス職人スー・ホーカー作)。 クレオ・ド・メロードのパート・ド・ヴェール(ベルギー、世紀末美術館(英語版)蔵)。 花瓶(クリーブランド美術館蔵) パート・ド・ヴェール(フランス語: Pâte de verre, 英語: Paste of Glass Technique)はガラス工芸の一種。ガラスの粉末を型の中で熔融して成型するガラス工芸の技法の1つで、フランス語で「ガラスの練り粉」を意味する。「パート」は本来焼き物用に練った土を指す言葉。 パート・ド・ヴェールの製法は、まず粘土やワックス等の素材で作品の原型となる塑像を作り、それをもとに耐火石膏などで鋳型を作って、そこに様々な色のガラスの粉に糊を加えて練ったもの(ヴェール)を詰め、窯の中で焼成して、冷えたあと鋳型から取り出し、表面を研磨して仕上げるもので、陶磁器とガラス双方の長所を備えた中間的製