新型コロナウイルスは、東京などの大都市部だけでなく、北海道など気温が下がってきた地域などでも感染が広がるなど、今月以降、感染拡大のペースが速くなっていて、感染の“第3波”とも言われるようになっています。 新規の感染者数や重症患者数は、夏に拡大した感染の第2波のピークを超えました。 感染の第2波と比べると、重症化するリスクが高い、高齢者の割合が増える傾向が見られているほか、クラスターが多様化し、行政の対応が難しくなってきているとして、専門家は、改めて基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。 【全国の新規感染者】第2波のピーク上回る 7月初めから、東京を主な起点として拡大した感染の第2波では、全国の新規の感染者数は8月7日に1605人、当時、1週間平均では1300人を超え、ピークを迎えました。 一方、今月に入っての感染拡大では、10月下旬まで500人余りだった感染者が、およそ半月の間に