前回まで国民年金の納付率について検討してきた。では、それを考慮した場合、国民年金財政の将来見通しはどうなるのだろうか? これまで国民年金の納付率について検討してきた。 厚生労働省が8月5日に発表したところによると、2009年度における国民年金保険料の納付率は、08年度より2.1ポイント低下して59.98%となり、ついに6割を割り込んで50%台に突入した。これは、4年連続の低下である。 年齢別の納付率を見ると、20~24歳は49.0%、25~29歳は47.1%と、すでに40%台になっている。 このような状況を考慮した場合、国民年金財政の将来見通しはどうなるのだろうか?
