栄養失調の3歳の息子に処方された薬を見せる母親=9日、パレスチナ自治区ガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプ/Abood Abusalama/AFP/Middle East Images/Getty Images (CNN) パレスチナ自治区ガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が続く中、約50万人が「壊滅的な飢餓」に直面すると予測されていることがわかった。25日に発表された国連が支援する食料安全保障の調査「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」の報告書で明らかになった。これはIPCの尺度で最も深刻なレベルで、人々は「極度の食料不足、飢餓、対処能力の枯渇を経験する」とされる。 報告書はガザの人口の96%にあたる200万人以上が少なくとも9月末まで壊滅的な食料不安に直面することになるとし、ガザ地区全体で人道支援を継続的に実施し、敵対行為を停止することだけが同地区で飢饉(ききん)が発