小川直也戦の橋本真也は責任感が強すぎた 蝶野正洋が振り返る平成プロレス 拡大 明けましておめでとうございます。蝶野正洋が振り返る平成プロレス新年1回目は小川直也選手と橋本真也選手について話そう。 2人が抗争を繰り広げたのはnWoが活動していたのと同じ頃。柔道の世界チャンピオンから格闘家に転向した小川選手は、アントニオ猪木さんが始めた団体の所属選手として新日本プロレスに参戦していた。 97年4月の橋本選手とのデビュー戦では勝ったけど、1カ月後の再戦ではKO負け。同年8月のグレート・ムタ戦では完全にnWoのアメリカンスタイルに食われて負けた。うまく才能を発揮できない状況に、猪木さんも新日本の本隊に任せていたらダメだ、あれだけのいい素材が生きないと思ったんだろう。そこで小川選手を自分のところに引き戻して、ストロングスタイルの新日本本隊にぶつける形にした。それが、不穏試合と言われる99年1月4日の