百万ドルの夜景を支える香港財閥 アジアのパワーマーケットは、この十数年で急拡大することが見込まれており、IEAの試算によると、2020年のアジアの発電容量は、2000 年時点の約2倍になると予想されています。実際に、中国の発電容量は、この数年、5,000万〜6,000万kWのペースで拡大しており、これは東京電力一社分(6,430万kW)にほぼ相当します。 これまでアジアにおける電力会社の海外事業と言えば、IPP(Independent Power Producer)と呼ばれる形態での発電事業がほとんどであり、AESやInternational Powerといった欧米系の発電事業者や電力会社がその中心を担ってきました。しかし、近年、これらの企業に代わりアジア系の企業、中でも香港系の電力会社が海外事業を急拡大させています。 香港の百万ドルの夜景は、CLP(China and Electric