English Version is here ここでは私、尾上祐一が回擦胡と並んで日々演奏している自作電子楽器、リボンコントローラーをご紹介させて頂く。 リボンコントローラーとはリボンコントローラーは、指で押した場所に応じて滑らかな音程変化の演奏が可能な電子楽器で、棒状のボディに接触タイプのリボン状の位置センサーを搭載し、指で押した場所の位置情報で発振器の周波数をコントロールするのがその原理である。テルミンのようなピッチスライド演奏が出来ると同時にキーボードのように目的の音程を瞬時に出すことも出来る特徴がある。歴史的には1960年代にムーグ・シンセサイザーの鍵盤に代わるインターフェースとして出現した辺りが初出と思われ、その後1970年にYamahaの電子オルガンYC-30に搭載され(これは"刑事コロンボのテーマ"に使われたと推測される。その詳細は拙文のこちらを参照)、更に各社シンセサイザ