ここ10年で多くの人の生活を変えたもののひとつがGoogleマップじゃないだろうか。通常の地図機能に現在地表示はもちろん、航空写真やストリートビューにサクッと切り替え。路線バスを含めた乗換案内や時刻表、カーナビにもなる経路案内や渋滞状況も一発把握。店を検索すれば定休日や営業時間が示され、公式サイトのリンクにも飛べる。飲食店を探すのもノイズだらけのグルメサイトを見るよりGoogleマップで「ラーメン」「居酒屋」と検索した方がまともな情報に辿りつける。4月から多少仕様が変わりやや使い辛くなったとはいえ、もはやこれなしの生活は考えられない。 5月1日に元号が変わったばかりだが、令和元年から遡ること30年前の平成元年、ネットすらない時代にこれらの情報を得るにはどうしていたか?もちろん紙媒体である。文庫判の都市地図は街で働く者の必携アイテム。移動の電車の時刻はとりあえず駅で貰えるポケット時刻表を財布