名古屋の入管施設で先月、スリランカ人の女性が収容中に死亡した問題で新たな事実です。亡くなる2日前に診察した医師が「仮放免してあげれば良くなることが期待できる」などと、入管側に伝えていたことがわかりました。 去年8月から名古屋入管に収容されていたスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)は、今年1月ごろから不眠や幻聴などを訴えたほか、嘔吐を繰り返して食事をとることも難しくなり、先月6日に死亡しました。遺族や支援者は、ウィシュマさんは点滴をして欲しいと訴えたのに一度も受けることができなかったとして、死亡の経緯を明らかにするよう入管側に求めています。 「こんなことになるなんて信じられない。あの子は元気な子でした。どう考えても信じることができません」(ウィシュマさんの母親 スリヤラタさん) こうした中、JNNは、亡くなる2日前の3月4日に診察した精神科の医師が診察状況を入管に報告した書類
