ここまで散々35歳定年説について書いてきたけれど(1, 2)、プログラマのキャリアについて語る今日的なキーワードは「生存戦略」かもしれない。目についたところではWeb+DB Press の連載などで使われている。 「生存戦略」は言葉としてまだ「35歳定年説」ほど汚染されていないし、問題をより的確にとらえた良い名前だと思う。ある世代以降のプログラマが定年説を持ち出すことは珍しくなった。マジックナンバーの呪いが解けていく様は感慨深い。 「生存戦略」というけれど、実態はどちらかというと「自己実現戦略」や「成長戦略」だったりする。「生存」よりずっと高いバーに背筋が伸びる。これがアニメの力か。 自分はより語義に近い意味で生存戦略のことをよく考える: 先に書いた人生の荒波が立て続けに降りかかったり、自身の将来価値が期待に大きく届かなかったとき、自分は文字通り生き残れるのだろうか。ホームレスになる…可能