弁護士4年目。 仕事は何でも屋さん。 これを町弁と呼ぶ。 世間では弁護士ってエリートでお金持ちのイメージだろうけど、自分は違いすぎる。 辛すぎる。 辛い点の1つ目は依頼者。 弁護士がやる仕事って揉め事に入っていく喧嘩代行業みたいなものだから、被害者意識が強かったり、相手への憎しみが強い人がそれなりに多い。 そういう人を相手に仕事をするので、依頼者の敵意がこちらに来ることも多い。 そんな人を相手に仕事をしてお金を領収する必要がある。 辛い。 良い結果が出なかった時はサンドバッグよ。 まぁ訴訟進行中に良い結果にならないことは察することが出来るので、それに向けて徐々に依頼者に刷り込んでいくので、死ぬことはないだろうけど。 辛い点の2つ目はお金。 町弁のお金の取り方の基本は着手金と報酬金。 みんなトラブルにあうわけじゃないし、仕事が来ない時は本当に来ない。 仕事が来なかったらその月の報酬0円。 毎