「ミサンドリー=男性嫌悪」って本当にその一言で片付けていいの? 声を大にして言いたいのは、ミサンドリストとされる多くの人は、男性によって性的な加害行為を受けた人ってこと。 何度も傷つけられ、恐怖を植え付けられ、その結果として男性に対する警戒心や嫌悪感を抱くようになった。これって、誰かを差別したいから生まれた感情じゃない。自分を守るための防衛反応なんだよ。 ミサンドリー批判をする前に考えてほしい。 「なぜ彼女たちはこうなったのか?」 「加害を受けた苦しみの声を、いつも誰が無視してきたのか?」 「むしろ、そうした感情が生まれる原因を作ったのは何だろうか?」 「それは、性加害や暴力を許してきたこの社会であり、被害を矮小化してきた文化そのものでは?」 ミサンドリーの存在に目を向ける前に、被害者たちの声に耳を傾けるべきなんじゃないかな。 問題の本質をすり替えないでほしい。