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承太郎はなぜハードなマッチョだったか
承太郎のなにが好きなの?やれやれだぜって言ってるだけじゃん かつての少年漫画とい映画はハードな男が... 承太郎のなにが好きなの?やれやれだぜって言ってるだけじゃん かつての少年漫画とい映画はハードな男が主役だった。 シュワルツェネッガーとスタローンがバチバチ文句を言い合いながら筋肉映画に出演し、漫画といえば北斗神拳で敵が内臓破裂していた。遡ればチャールズ・ブロンソンが漢の代表として映画に出演し、梶原一騎が『愛と誠』や『あしたのジョー』、雁屋哲が『男組』の原作を務めるなど、男という存在は創作においてもクールでハードな像が求められてた。 中には北斗世代において『ウィングマン』『バスタード!』のようなH系のナンパな作品もあったものの、それらはメジャー作品とは言い難く、一部のファンが支えるものだった。実際その二つの作品は絵がアニメ風というだけでも当時の漫画作品の中では特異だったと思う。 ジョジョの承太郎は作者の荒木の初期作品にも見られるハードな男像を全面に押し出したもので、荒木自身がブロンソンやジョ