2008年06月29日17:33 カテゴリ地域経済 「昭和真理教」が、日本人を苦しめている。 私の家の南側には、古い4階建てのビルがあります。テナントだった電器店やスナックが出て行った後に、人の気配は全くありません。最近は屋上に樹木が生い茂るようになりました。このくらいのビルを壊すとしたら1,500万円以上はかかります。もしもアスベストが出てきたりしたら、作業員に払う日当は5万円に跳ね上がるでしょう。ここが長野県で2番目に大きな街の真ん中であることを考えると、日本の地方の衰退ぶりを実感します。 地方の中心街に不動産を持っている人たちは、これまで日本の保守層の中核でした。しかし、新しいビルには税金が、古いビルには取り壊しの費用が、それぞれ重くのしかかるようになった。いま松本の市街地でビルを壊せるのは、まだ資金に余裕のある人たちです。 変化は、普通の中流層に広く起きています。ふつうに学校を出て