自分の通っていた高校はネオリベラル的な雰囲気だった。 ネオリベラルと言ってもわからない人もいるだろうからザックリ言うと、成果が徹底管理された企業という感じだった。 まぁ、管理教育みたいなものだろうか。 創立者が存命だった頃は、男子校だったらしい。 古い校舎で、荒れている部分もあったが自由だったようだ。 それが2代目になってから、企業出身者やらを入れて、校舎を新しくした。 そして、女を入れて共学化したのだった。 企業出身者やらを学校の経営に入れたりして、進学実績を超重視するようになったようだ。 あぁ、清潔なネオリベラルな高校の出来上がりだ。 それでも、広報物には自由な校風とか謳っていた。 まぁ、それも受験勉強、スポーツができて顔がよけりゃ自由ということだ。 制限付き人権とでも言おうか。 自分はそんな高校で息がつまりそうだった。 多分自分はネオリベラルな清潔な社会というものに適合できない人間な