被爆者が「食べるものがなかった」と語るのに対して「コンビニに行ったらよかったのに」 と真面目に心配する子供、特に問題と思ったのは、それが被爆の町で生まれ育った子供であるケースが増えているらしい。他の地域であればまだしも・・・。 さらには沖縄で、集団自決の洞窟の慰霊品を「肝試し?」で破壊する少年事犯の報道などもありました。 もう記憶の風化という言葉でカバーできる範囲ではなく、言語道断としか言いようがありません。 あと何十年かすると「原爆は落ちなかった」「陰謀のストーリー」などと言う盲言すら出て来るのではないかと正味で心配になります(実際、私は米国でその種の「意見」を直接耳にしたことがあります)。 そうした「伝承」の危うさを「盆踊り」に即して具体的に考えてみたいと思います。 作られた「民謡」 例えば、盆踊りと呼ばれるものが全国各地にありますが、これを「伝統」とか「民謡」と誤解していませんか?