今では信じられないような話だが、自民党と連立する前の公明党は、「平和の党」の旗を掲げて、護憲・人権擁護・平和主義を主張していた。(今でも建前としては「平和の党」を自称している。) そんな公明党の支持母体である創価学会(創価学会婦人部平和委員会)は1988年、『まんが わたしたちの平和憲法』という、憲法の大切さを訴える本を出版している。 ブログ「Seoul Life」さんがその最終章を紹介されているのだが、その内容は今この国に起こりつつある事態を予言していたかのようで、実に恐ろしい。[1] 主人公の少年二人は、高校を卒業するとヨットに乗って世界をめぐる旅に出た。しかし、彼らが久しぶりに日本に帰って来ると、空には日本軍の戦闘機が飛び、海には潜水艦が走り回り、帰りを待っていた母親は乏しい配給しか食べるものがなくやせ細っている。 そして、帰宅した彼らを徴兵しようと警官が家にやって来る。 どうしてこ