米ネットメディアのバズフィードは20日、赤字が続いていた報道部門「バズフィード・ニュース」を廃止すると決めた。全従業員の15%にあたる約180人の人員削減の一環。ジョナ・ペレッティ最高経営責任者(CEO)は従業員向けに送ったメモで「あらゆる部門で人員解雇をしている。独立した組織としてバズフィード・ニュースに資金供給を続けるのは不可能と判断した」と説明した。 バズフィードは2006年にペレッティ氏が創業。11年に報道部門を立ち上げ、大手メディアから転職したジャーナリストらによる調査報道に力を入れていた。21年には衛星画像の分析を基にした、中国政府による少数民族ウイグル族弾圧に関する報道が評価され、米国の優れた報道に贈られるピュリツァー賞を受賞した。ただ、報道部門は赤字続きで体制縮小を続けており株主から一段の人員整理を迫られていた。
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