人気俳優の押尾学容疑者(31)が、合成麻薬MDMAを使ったとして、今月3日、警視庁に麻薬取締法違反(使用)の疑いで逮捕された。逮捕前日にいた高級マンションの部屋からは、女性の遺体も見つかり、押尾容疑者は同庁の取り調べに「錠剤を飲んだ女性が口から泡を出した」と供述。錠剤と女性の死亡の因果関係にも注目が集まっている。覚醒(かくせい)剤、大麻とともに国内に浸透しつつある“新世代薬物”MDMAとは、どんなものなのか。(滝口亜希) [フォト] 品質が安定しない“不良品”が出回り、「脳に深刻な後遺症を残す」との指摘も 「スマイルマーク」や高級ブランドのロゴなどが刻印されたピンクや黄色、青のカラフルな錠剤。一見、ラムネのようにも見えるこの錠剤が、外国での死亡ケースも報告されている合成麻薬MDMAだ。 MDMAは錠剤型薬物の総称で、1錠(4千〜5千円)は平均0・3グラム程度。「エクスタシー」とも呼ば