ウェアラブル端末メーカーのJawboneにとって、この2年間は試練の連続だった。同社はかつて、スピーカーやbluetoothヘッドセットを製造していたが、デザイナーにイヴ・ベアールを採用したフィットネストラッカーを開発してウェアラブル市場に参入した。そして今、同社は再び事業転換の必要に迫られている。 Jawboneは、これまで投資家から調達した約10億ドル(約1,130億円)もの資金を使い果たしたとされる。IPOの可能性が薄まり、先月にはCFOが退職した。また、同社のカスタマーサポートにはユーザーから非難が殺到している。こうした中、テッククランチは、Jawboneが消費者向けウェアラブル端末から撤退し、医療用デバイスに事業転換を図ると報じている。テッククランチによると、Jawboneは追加の資金調達を進めており、交渉はクロージング間近だという。 消費者向けウェアラブル事業はコスト競争が厳し