来年春に運用が始まる福岡空港の2本目の滑走路は、通常時、国際線の離陸用として使われる運用方針であることが国土交通省への取材でわかりました。 福岡空港では、航空機の混雑緩和や発着枠の拡大を図ろうと、2本目の滑走路の整備が進んでいて、来年3月に運用が始まる予定です。 この2本目の滑走路について、国土交通省が位置関係などで一定の制約があることから通常時は国際線の離陸用として使う運用方針を固めたことがわかりました。 2本目の滑走路は現在の滑走路に平行して整備されていますが、国内線の航空機が使う場合、現在の滑走路を横断する必要があるほか、都市高速道路の高架や現在の滑走路との間隔などの制約で視界不良時に誘導電波を使って着陸する「精密進入」ができないことが主な理由だということです。 ただ、航空機に鳥が衝突するバードストライクなどのトラブルで現在の滑走路が閉鎖された時は補完的に国内線の離着陸や国際線の着陸