ズームレンズが単焦点レンズより劣る部分、それは画質……だったのは昔の話。最近のズームレンズの画質は本当にすばらしい。入門機のキットモデルに付いてくるズームレンズでさえも、重箱の隅をつついてようやくアラが見えるくらいだ。 ただし、画質がいくら単焦点レンズに追いついたとしても、明るさだけはさすがに……というのも昔の話になるかもしれない。シグマが2013年6月末に発売したズームレンズ「18-35mm F1.8 DC HSM」は、一眼レフ用ズームレンズとしては史上最高に明るいのが特徴だ。 これまででもっとも明るいズームレンズは、オリンパスイメージングの「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD」。カバーするイメージサークルはフォーサーズ(約17.3mm×13mm)だ。もうひと回り大きなAPS-Cサイズをカバーするレンズとなると、もっとも明るくてF2.8止まりだった。それが
