21歳の僕にとって、今回の衆院選が生涯初めて選挙権を行使する機会になった。今回の選挙、初めてにして図らずも「政権交代」という非常に重苦しいものが懸かってしまったので、軽い気持ちで一票を投じたくはなかった。そこで最初から入れる気のない一部政党*1を除き、すべての政党のマニフェストを熟読した上で期日前投票に臨ませてもらった。 ただ、夏休みという暇を活用しても、「マニフェストを読んで投票先を決める」という行動は極めて難しいものだった。これは僕の知的レベルが低い故なのか、選挙の経験がない故なのか、マニフェストの書き方に欠陥があるのか、具体的なところはよくわからない。だが仮にすべての国民が毎回選挙の度にこういうことをしているとしたら、それは非常に尊敬に値することだと思った。「マニフェスト選挙」は実に難しいものだった。 マニフェストの実現可能性は考慮すべきか そもそもマニフェストを鵜呑みにしていいもの