スマートフォンは私たちの仕事と私生活のバランスを取るのに役立つ一方で、気が散る原因にもなることが知られている。これを受けて、物理的な環境が行動に与える影響に関する知見から、スマートフォンへのアクセスのしやすさが作業パターンにどう影響するかを調査した。 実験では22人(22歳~31歳)の参加者がそれぞれ5時間のナレッジワークセッションを2回行った。1回目のセッションでは、スマートフォンを手の届く範囲内のデスク上に置き、2回目のセッションではスマートフォンを約1.5m離れた場所に配置。両条件とも、参加者はスマートフォンを自由に使用できるが、使用後は指定の場所に戻すよう指示した。
