マッド・サイエンティストという戯画化されがちななにかがあって、現実にはそんな人いないのだろうけれども、いるのだから仕方ないというのが石黒先生だと思う。そういう意味でもうSF好きでもあるおれは石黒先生が好きでしょうがないのだが、考えてみたら著書の一冊も読んでないことに気づいた。 アンドロイドは人間になれるか (文春新書) 作者: 石黒浩 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/12/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る というわけでこの一冊読んでみた。期待に反さない感じでたいへんよかったと言える。 僕が作ったロボットで、もっとも「気持ち悪い」と言われるのは、「テレノイド」である。こんな気持ち悪いものを作り、高齢者に抱かせて実験しようなどと考えた人間は、僕のほかにはいないだろう。 とか最高である。「気持ち悪い」って自覚してたんやー、すてきー。という具合(ど