2日付の上海紙、新聞晨報や中国誌「財経」(電子版)によると、中国東方航空の旅客機計17便が3月31日と翌1日、雲南省昆明の空港を出発後、目的地上空まで飛びながら着陸せず昆明に引き返したことが分かった。 東方航空側は天候不順を理由にしたが、ある機長は同紙に「待遇改善を勝ち取るためだった」と述べた。待遇に不満を持つパイロットらがストライキの代わりに「着陸拒否」という抗議行動に出た可能性がありそうだ。 3月21日、昆明から雲南省の大理や麗江などに向かう東方航空機計14便が相次いで昆明にUターン。 今月1日にも計3便が同じ行動を取った。ある乗客によると、同じ目的地に向かったほかの航空会社の便は正常に着陸していた。(共同)