インターネット・リサーチ・エージェンシー(英語: Internet Research Agency, ロシア語: Агентство интернет-исследований)とはロシアの企業。略称IRA。ロシア政府に近いとされ、ロシアによるSNSを用いた世論操作を行った「オリギノのトロール工場」としても知られる。通称・グラヴセット(Glavset)。 (以後記事中では「インターネット・リサーチ・エージェンシー」を「IRA」と呼称する) IRAは2013年7月ごろに設立された[1]。300 - 400人が年中無休の24時間体制で活動しており、ロシア語のほか、英語やウクライナ語など複数の言語で発信する部隊がある[2]。 2014年4月ごろには「翻訳プロジェクト」と呼ばれる米国を標的とした部署を設けた。翌5月には米大統領選への介入戦略を掲げて、「候補者や政治システム全般への不信感を拡散させる