札幌市が、ごみとして収集する使用済みスプレー缶などについて、今後は穴開けされていない状態で回収することが17日、分かった。現在は、ごみとして出す市民に穴を開けるよう求めているが、同市内で穴開け作業が原因とみられる死亡火災が2年連続で発生したため改める。10月から清田区の一部を対象に試験的に導入し順次、全市に拡大する。 同市は、使用済みのスプレー缶やカセットボンベなどについて、市民に対して穴を開けた上でごみステーションに出すよう求めている。ごみ収集車の中で圧縮され、残っているガスが火災や爆発を引き起こす恐れがあるため。 同市内では、昨年3月と今年5月、自宅で行っていたスプレー缶などの穴開け作業が原因とみられる火災が発生し、計3人が死亡。死亡火災が相次いだことを受け、回収方法の変更を決めた。 家庭でのスプレー缶などの穴開け作業では、漏れたガスにストーブやこんろから引火する火災が全国的に後を