米CNNは2日、北朝鮮が11月29日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」が大気圏に再突入する際、複数に分解していた可能性が高いと報じた。米政府高官の話として伝えた。事実なら、ICBMの実戦配備には欠かせない大気圏再突入技術が確立していないことになる。 CNNは、火星15は2段式で、1段目、2段目とも従来のICBMよりも大きく、飛距離や搭載できる弾頭重量が向上したと報道。米本土に届く能力を持ったとみられることから、「大きな脅威」だと指摘した。 ただ、大気圏に再突入する際の高温に耐えられる弾頭の製造や、目標に正確に誘導する技術を得るにはまだ時間がかかるとの政府高官の分析を伝えた。また、燃料の一部には液体が使われていたとし、液体燃料型は固体燃料と比べて事前に探知しやすいため、米軍は早い段階で警戒することができたと伝えた。 一方、北朝鮮問題を研究する…
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