光熱費の請求書を手にする人(2021年10月25日撮影、資料写真)。(c)JEAN-CHRISTOPHE VERHAEGEN / AFP 【9月7日 AFP】欧州労働組合連合(ETUC)は、欧州の光熱費が高騰し、年間平均額が低所得者の月給を上回る金額となり、低所得層が負担しきれない金額になっているとの調査結果を公表した。 ETUCは、9日に緊急会合を開催する欧州連合(EU)加盟国のエネルギー担当相に対し、「欧州における持続不可能な光熱費の高騰を終わらせるため、断固とした行動を取る」よう呼び掛けた。 ETUCの調査によると、光熱費はほとんどのEU加盟国で既に年間平均額が低所得者の月給を上回っており、政府が対策を講じなければ今後数か月でさらに上昇する見通し。 生活費の高騰が始まる前から、労働者950万人が既に光熱費の支払いに困窮していた。 7月の光熱費は前年同月比38%増だった。最低賃金で働く