東京都江戸川区在住のチェンバロ製作者高橋辰郎さん(56)と、妻でチェンバロ奏者の尚子さん(56)が、チェンバロを運搬中に壊されたとして、アマチュアオーケストラ「江戸川フィルハーモニーオーケストラ」(同区)や団員2人に損害賠償を求めた訴訟の控訴審は、東京高裁(宗宮英俊裁判長)で和解が成立した。 和解は4月28日付。原告側弁護士によると、被告側が和解金として500万円を支払う内容という。 1審・東京地裁判決によると、高橋さん夫妻は江戸川フィルから演奏会の出演依頼を受け、2006年7月に会場にチェンバロを届けたが、団員が運搬中に台車から落とし、壊れた。1審判決は被告側に440万円の賠償を命じていた。