トイレにも捜査員同行 大阪市浪速区の男性殺害事件で、大阪府警捜査1課が、無職焼田具明(やきたともあき)被告(44)(死体遺棄罪で起訴、強盗殺人容疑で再逮捕)を、逮捕前に参考人聴取した後、帰宅させず、捜査員とビジネスホテルに同宿させていた問題で、焼田被告が弁護人に対し、同宿した状況について「捜査員にトイレに行く時もついてこられ、軟禁状態だった」と話していることがわかった。 弁護人は「違法捜査で供述調書に証拠能力はない」として、公判で争う構えを見せており、被告が強盗殺人罪で追起訴された場合、裁判員裁判で逮捕や拘置手続きの違法性が争われることになりそうだ。 弁護人によると、参考人聴取は、逮捕前日の9月7日の昼頃から翌8日午前0時頃まで行われ、終了後、焼田被告は捜査員から「ホテルに泊めてやる」と告げられ、言われるままにホテルに向かった、という。 宿泊させた理由について、府警は「自殺の恐れがあった」